厚生労働省からの通達により令和6年3月31日をもって外来対応医療機関(発熱外来)は廃止となり、新型コロナウイルス感染症を他の一般的な風邪と同等に扱うこととなります。これに伴い、新型コロナウイルス関連のワクチン接種、治療薬や入院費などの公費による負担支援も完全に終了となっています。
つきましては、当院の今後の対応を記載いたします。
➀発熱外来は継続します
当院は4月以降も当面の間はこれまで通り、11:00~12:00(受付11:30まで)を『発熱優先外来』として時間枠を設け、予約診療を継続させていただきます。引き続き、発熱や風邪症状などでお困りの場合はWeb予約や電話での予約をご活用ください。
主な理由は以下の通りです。
- 当院に来院される「ご高齢な方」「基礎疾患のある方」「発熱や風邪症状でお困りの方」が、お互いに安心して受診いただくため
- 当院の建物の構造上、待合や通路など動線の空間を分離することができないため
- 当院併設の高齢者施設の入居者の方も受診されるので、感染対策を継続する必要があるため
②抗原検査について
引き続き医師が必要と判断した場合には抗原検査を実施します。検査は任意ですので、希望されない場合は医師にお申し出ください。※PCR検査は基本的に行いません。
③治療薬について
当院は対症療法(熱がある場合は解熱剤、咳が出る場合は咳止めなどの一般的なお薬による治療)を中心としており、積極的な新型コロナ治療薬の処方はしておりません。
65歳以上の方や基礎疾患のある方が新型コロナ陽性となった場合は治療薬の希望聴取を行いますが、今後は公費負担がなくなったことにより高額な自己負担が生じます。処方することは可能ですので、ご希望の場合は医師にご相談ください。(※併用禁忌の薬も多く、処方できない場合もあります。)
(例)ゾコーバを処方する場合の自己負担額(お薬代のみ)
- 1割負担の方…約5,200円
- 2割負担の方…約10,300円
- 3割負担の方…約15,500円
以上です。ご了承のほど宜しくお願いいたします。