寒い日が続き、体調を崩されて当院の発熱外来を受診される方が増えています。当院で行った抗原検査でも、新型コロナウイルスだけでなく季節性インフルエンザのA型・B型それぞれ陽性者を確認しており、同時流行が本格化していることを実感しています。
当院を受診いただいた患者様には症状に応じて基本的には院外処方を行っておりますが、昨今ニュースなどでも報じられている通り、いま全国的に風邪薬全般が不足しています。
その中でも咳止めのお薬は特に不足しており、当院の近隣の調剤薬局から「このお薬ならまだある」「粉薬であれば出せる」「このお薬は在庫がなくなった」といった情報をいただきながら処方の調整をしておりましたが、本日ついに「咳止めの在庫が一つもなく、入荷の目途も立っていない。」という連絡を受けました。
各医薬品メーカーも厚労省からの要請を受けて増産に向けて生産ラインの強化などに動いているようですが、安定した供給が行き届くようになるまで、当分はこのような状況が続くものと思われます。
そのため、当院でも風邪薬に関しましては種類や処方日数を最小限に処方させていただく場合があります。
つらい症状でお困りの患者様にベストな処方の選択が出来ず大変心苦しい状況ではありますが、何卒ご理解いただけますと幸いです。
咳が強い患者様にはご相談のうえ処方箋を発行すること自体は可能な場合もありますが、お薬を受け取れる調剤薬局は患者様ご自身でお探しいただくこととなります。ご自宅の近隣や大型の薬局などにお問い合わせの上、お薬をお受け取りください。
上記内容について、ご理解・ご協力を宜しくお願い致します。
メルヴェイユクリニック